活動記録|毎週の作戦会議から、日新商店街の未来をつくる

寝屋川市・萱島にある日新商店街の活性化プロジェクトでは、毎週ミーティングを行っています。
イベントの企画から、空き店舗の活用、ホームページやInstagramでの情報発信まで、話し合う内容はさまざまです。
開催することが決まった企画の準備を進めるだけではなく、「この取り組みは誰のために行うのか」「日新商店街をどんな場所にしていきたいのか」と、目的に立ち返ることも大切にしています。
私にとってこのミーティングは、単なる進捗確認ではありません。
まだ形のないアイデアを持ち寄り、日新商店街の未来をみんなで考える、毎週の“作戦会議”です。

日新商店街の新しい挑戦を、一つの流れとして考える
日新商店街の活性化プロジェクトは、大阪府「商店街等モデル創出普及事業」の一環として進めています。
2026年9月には、新しい取り組みのキックオフイベントとして「にっしんパンマルシェ」を開催しました。
3日間で700名を超える方にご来場いただき、日新商店街を以前から知っている方はもちろん、初めて訪れた方にも商店街を歩いていただく機会になりました。
パンマルシェの開催後も、日新商店街では次の取り組みが動いています。
- 空き店舗を活用したチャレンジショップ「もっと!かやしま」
- 親子で楽しめる地域イベント「にっしんプレイパーク」
- 大阪国際大学の学生のみなさんと進める、萱島や地域の魅力を発信する記事制作プロジェクト
一つひとつは異なる企画ですが、目指している方向はつながっています。
日新商店街を、新しいお店や人に出会える場所にすること。
何かに挑戦したい方が、最初の一歩を踏み出せる場所にすること。
そして、地域で暮らす方に「ちょっと行ってみたい」と思っていただける楽しみを増やすことです。
毎週のミーティングでは、それぞれの企画を別々に進めるのではなく、日新商店街のこれからにつながる一つの流れとして考えています。
アイデアを出すだけでなく、実現できる形まで整理する
新しい企画を考えるときは、「こんなことができたら楽しそう」というアイデアから始まることがあります。
けれど、アイデアを実際の取り組みにするためには、決めなければならないことがたくさんあります。
- この企画の目的は何か
- 誰に参加してほしいのか
- どの場所を、どのように使うのか
- いつまでに、誰が、何を準備するのか
- 地域の方や出店者へ、どのように情報を届けるのか
- 開催後に何を振り返り、次へ生かすのか
話し合いの中で出てきた思いやアイデアを言葉にし、必要な作業を洗い出し、一つずつ順番を整える。
企画書やスケジュール、タスクリスト、ホームページの構成、チラシやInstagramの発信内容など、話し合ったことを関係する方が動きやすい形へ落とし込んでいきます。
華やかな制作物として表に出るものばかりではありませんが、この情報整理と進行の積み重ねが、プロジェクトを止めずに進めるための大切な土台になっています。

実施して終わらず、次の企画へつなげる
毎週顔を合わせているからこそ、実施した企画の反応や現場で気づいたことも、時間を空けずに共有できます。
たとえば、にっしんパンマルシェでは、多くの方に足を運んでいただけた一方で、準備や当日の運営を通して初めて見えた課題もありました。
どの発信を見て来場してくださったのか。
どの案内が分かりやすかったのか。
出店者や来場者に、より楽しんでいただくために改善できることは何か。
うまくいったことも、難しかったことも、そのままにせず振り返ります。
そして、そこで得た気づきを「もっと!かやしま」や「にっしんプレイパーク」など、次の企画の運営や情報発信に生かしていきます。
一度のイベントを成功させることだけが目的ではありません。
試して、振り返り、改善する。
その繰り返しによって、地域に合った取り組みを少しずつ育てていくことを大切にしています。

クリエイティブパートナーとして、会議の段階から関わる理由
Emika Designは、日新商店街のクリエイティブパートナーとして、ホームページ、チラシ、Instagramなどの制作を担当しています。
ただし、完成した企画を受け取って、依頼されたものだけをデザインしているわけではありません。
毎週のミーティングに参加し、企画の目的や背景、関係する方々の思いを共有しながら、「誰に、何を、どう届けるか」を一緒に考えています。
会議の段階から関わることで、ホームページには何を掲載すべきか、チラシでは何を一番に伝えるべきか、Instagramではどのような順番で発信すると分かりやすいかを、企画全体とつなげて判断できます。
また、話しているうちに広がっていくアイデアを整理し、言葉やデザインとして目に見える形にすることも、私の役割の一つです。
「こんなこともできるかもしれない」とみんなで想像したことが、企画になり、準備が始まり、チラシやWebページになり、やがて地域の方が参加する場として実現していく。
その過程を近くで支えられることに、この仕事ならではの面白さを感じています。

難しさも含めて、みんなで挑戦できる時間が楽しい
新しい取り組みをゼロからつくる仕事には、正解が決まっていません。
限られた時間や予算の中で実現できる方法を考えたり、さまざまな立場の方の意見を整理したり、予定どおりに進まない状況に対応したりすることもあります。
難しいことはたくさんあります。
それでも、「どうしたらできるだろう」「こんな方法もあるかもしれない」と一緒に考え、目の前の課題を一つずつ越えていく時間を、私はとても楽しく感じています。
アイデアを出す楽しさ。
目的を言葉にする楽しさ。
ふわっと思い描いていたものが、自分の手でデザインや文章として形になっていく楽しさ。
そして、それを一人ではなく、プロジェクトのみなさんと共有できる楽しさ。

毎週の作戦会議は、最近の仕事の中でも特に楽しみな時間の一つです。
日新商店街のこれからを、一緒につくっていきます
日新商店街の取り組みは、まだ進んでいる途中です。
イベントやチャレンジショップを開催することだけではなく、そこから生まれた出会いや気づきを次へつなぎ、商店街を継続的に育てていくことが大切だと考えています。
毎週のミーティングで話し合い、試し、振り返りながら、一歩ずつ前へ進む。
これからもクリエイティブパートナーとして、言葉とデザイン、そしてプロジェクトを前に進める情報整理の力を生かし、日新商店街の新しい挑戦を一緒につくっていきます。
今後の活動についても、ホームページやInstagramで少しずつお伝えします。
日新商店街と萱島のこれからを、ぜひ一緒に見守っていただけたらうれしいです。







