はじめに
まず、Webデザイナーと言っても定義が曖昧なので、この記事では”一人でホームページ制作ができる”というのをWebデザイナーとして進めていきます。
日々、起業を考えている方からメッセージをいただきます。
その中で一番多いのが、
「起業するために必要なことはなにか?」
です。
そして、多くの人が必要だと思っていることは、
「Webデザイナーとしてのスキル」
です。
実際にこのような質問をいただきます。
「どのくらいスキルがあれば起業できますか?」
「どのくらいのレベルだと仕事もえますか?」
「デザインスクールは行った方がいいですか?」
「スキルがある方が収益化できますか?」
確かにスキルは必要ですが、
もちろんスキルだけでは起業できません。
今回はWebデザイナーの起業のために必要なことをお伝えしていきます。
これから起業したいと考えている方の少しでも参考になれば幸いです。
Webデザイナーが起業したら必要なこと
基本的にWebデザイナーが実際に仕事を回していくために必要なことは、以下の4つです。
- 集客(営業・認知活動など)
- ディレクション(企画・設計・進行管理など)
- ホームページ制作
- 事務(お金の管理や手続きなど)
ホームページ制作は、お客様がいないと事業が回らないので、制作以外でも、もちろんやることがたくさんあることがわかると思います。
一人で事業を回していくのであれば、これらをこなしていく必要があります。
では、一つずつ、解説していきます。
Webデザイナーが必要な集客
お客様はどこから来るのでしょうか?
もちろん待っていても簡単に来てくれるものではありません。
お客様に自分のサービスを購入していただくために、最低限この3つが必要です。
- サービス作成(自分はどんなことができるのか?)
- ターゲット設定(自分のお客様はどんな人なのか?)
- 導線設計(自分のお客様がどこから自分のサービスにたどり着き、購入してくれるのか?)
この3つも設計していくのが非常に難しいですが、長くなってしまうので、この記事では省略します。
Webデザイナーが必要なディレクションスキル
お客様が自分のサービスを購入してくれたら、次は納品まで、お客様とコミュニケーションを取りながら、進めていく必要があります。
ヒアリングやお見積もり、ご提案、契約、制作、納品、ご請求など、数ヶ月、お客様とのやり取りが続きます。
スムーズに行く時もあれば、トラブルが起こる場合もあります。
納期までに契約したものを納品できるよう、進行管理をしていくことが必要です。
ホームページ制作の流れ
ホームページ制作はボリュームや機能、制作会社によって進行スピードや内容が変わりますが、大まかには以下のようなステップとなります。
- お問い合わせご依頼
- ヒアリング
- お見積もり・ご提案
- 契約
- 企画・設計
- ワイヤーフレーム作成
- デザイン作成
- コーディング
- 環境構築(WordPressなど)
- テスト
- 公開・納品
- ご請求
それぞれのステップごとにやるべきことがあるので、制作以外のスキルも、何が必要か把握しておくことをおすすめします。
Webデザイナーの起業で必要な事務
一人で起業する場合は、開業の手続きから、経費の管理まで一人で進めていきます。
また、お客様とのやり取りの中で生じる、書類の作成から送付、管理もする必要があります。
制作中に必要な書類としては、
- ヒアリングシート
- 見積書
- 契約書
- 提案書
- 発注書
- 請求書
- 領収書
などがあります。
すべて必要というわけではありませんが、必要に応じて作成し、使っていくのがいいと思います。
日々のお金の管理として経費の管理も大切です。
ホームページ制作に限っては、使うお金が少ないと思いますが、事業として使ったお金はその都度帳簿に付けるか、会計ソフトなどで付けていくことをおすすめします。
日々の管理を怠っていると、確定申告の時期が近づいて来た時に、事業以外で膨大な時間が取られてしまうからです。
以上、Webデザイナーが起業するために必要な4つのことを紹介しました。
起業前の準備に少しでも役立てると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!