「お客様にYesマンすぎる」のって 本当にお客様のため?

Webデザイナー

お客様のために「お客様にYesマンすぎる」のって、本当にお客様のためでしょうか?

「お客様のため!」デザイナーであれば、そう思って真摯に制作に向き合っている方が多いと思うのですが、「Yesマンすぎる」場合があるようです。

以前の職場(Web制作会社)では、お客様とのヒアリングは別の担当者が行い、自分は降りてきた指示に従ってデザインをするしかない下っ端の立場でした。

ある日、ホームページを修正している時に、「そこは紫のままで」「フォントは明朝体から選んで」と指示された時に違和感がありました。
なぜなら、どう考えても紫色と明朝体は、お客様のホームページを見るターゲット層にあっていないと感じたからです。

お客様との接点はないので、ヒアリングの詳細はわからず、上から「お客様の好みがこれだから」と言われました。

本当にそれでいいのでしょうか?

私はビジネスをする上で、お客様の本当の目的や、ビジネスとしての成功を大切にしています。
自分の起業の目的でもあるのですが、お客様の本当の要望が見えてこない、この時に「もっとお客様の近くでサポートしたい」と思って独立したいと思いました。

そして、この経験があったからこそ、私は「共に創る」を大切に、制作をしています。

制作中にお客様が目的からずれたことをおっしゃられたりすると、一番最初に行ったヒアリングに立ち返り、目的を一緒に確認します。
すり合わせを再度行い、方向性を確認します。

「お客様のため」を思うのであれば、「それは違う」「ずれている」ということをしっかりと伝えられる関係値が大切だと思います。
改めて自分自身もお客様との関係性を見直し、「共に創る」を大切にビジネスをしていきたいと思いました。

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