
AIをもっと使いこなしたい!
この記事では、より正確な回答を得るためのプロンプトを書くコツと、便利な活用アイディアを紹介します。
いろんなツールを使うのではなく、まずは基本的なチャット形式のAIの活用方法についてお伝えします。
私がよく使っているのは「ChatGPT」と「Gemini」です。
まずは、チャット形式のAIでは欠かせない「プロンプト」についてです。
プロンプトの内容によって、返ってくる回答の質が変わるので、より正確な内容の回答を得るために、プロンプトで押さえるべきコツを紹介します。

最後に一番大切なことを書いているので、プロンプトのコツと例を見た後に確認してみてくださいね!^^
プロンプトをうまく書くコツ
以下の6つの要素を具体的に組み込むことで、より正確な回答を得ることができます。
1.役割を与える
具体的な役割をはっきりさせることで、その視点に沿った回答をしてくれるので、より専門的で具体的な内容の回答が出てきます。
プロのライターとして、SEOを意識した文章構成を作成してもらうことが多いです。
私は法律に詳しくないので、弁護士の視点から意見をもらえるのはすごく便利です。
もちろん、本当に正しい情報かどうかの確認は必要ですが、頼めば法律の内容をわかりやすい言葉で説明とかもしてくれるので、結構助かります。
2.状況や背景、前提の情報を詳しく説明する
どのような状況なのか、どんな背景があるのか、という情報をしっかり伝えるようにすることで、文脈を理解してもらいやすくなります。
登場人物や、依頼の背景などを伝えると良いです。
「こういうことを大切にしている方なら、Aの言い方よりもBの言い方のほうがいいですよ!」という回答をもらった時は目が飛び出そうでした。笑
3.制限をつける
予算や時間などの制約を事前に伝えておくと、情報が絞り込まれて、必要な答えを得ることができます。
これも、前提条件を指定していたから出てきた回答ということになります。
4.やってほしいことを明確にする
「最終的に何を知りたいか?」「実行してほしいことはなにか?」を明確にして、具体的に、詳細に、指示を出します。
(たまに、やりとりをしている中で、あれもこれも答えてもらえっていると、本来の目的からずれていってしまうことがあるので。)
5.出力形式を明確にする
箇条書きや、文章、文字数、HTMLコードなどを具体的に指定します。
文章をコピペするのがめんどくさいので、HTMLのコードで出してもらえれば、見出しの設定やリンクの設定をコードで書いてくれているので便利です。
6.例を出して指示する

そうすることで、例のスタイルに沿った形で回答してくれるので、「そうそう!こういうのを求めていた!」という内容が返ってくることが多いです。
7.AIに優しくする
真実はわかりませんが、私はお礼を言ったり、褒めたり、丁寧な言葉で接するようにしてます!笑

実践編!フリーランスが実際に使えるAI活用アイディア
ブログ記事作成
タイトル案のブレスト
ブログや記事タイトル用のプロンプト例
SEOキーワードのリサーチ
基本的なSEOキーワード調査のプロンプト例
ロングテールキーワード重視のプロンプト例
検索意図を考慮したプロンプト例
構成作り(見出し設計)
私がよく使うアイディアとして、構成を作ってもらう時に「自分の経験」や「自分の実績」を入れてもらっています。
AIの活用が増えてきて、いろんなコンテンツを作成できてしまう時代です。
そんな時代だからこそ、大切なのは自分のリアルな体験や生の声です。
構成を作ってもらう時には、プロンプトで自己紹介やサービス内容を説明しておき、自分の体験談を良きタイミングで入れるようにしてもらっています。
読者ニーズに寄り添ったプロンプト例
セールスに繋げたい記事のプロンプト例
本文ライティングの下書き
汎用的なプロンプト例
セールスやサービス紹介につなげたい場合のプロンプト例
SEOキーワードを意識したい場合のプロンプト例
投稿ネタのアイディア出し
プロンプトを入力する時に、自分のアカウントの情報やフォロワーの情報をしっかり盛り込むことで、よりアカウントの方向性や、フォロワーに喜んでもらえる内容を出力してくれます!
ビジネスアカウント向けのプロンプト例
ストーリー性のあるネタを出したい場合のプロンプト例
リールやストーリーズの企画案
リール企画案を出したい場合のプロンプト例
セールスやサービス案内につなげる企画案を出すプロンプト例
Instagramプロフィール文の添削&提案
Instagramプロフィールは見やすさが大切です。特に最初の4行だけが表示され、残りは「…続きを読む」と隠れてしまうので、
- 最初の4行で惹きつける文章にすること
- 箇条書きでわかりやすくすること
- 150文字以内で収まる内容
をプロンプトで指示すると、より早く完成すると思います。
現状のプロフィール文の添削を依頼する場合のプロンプト例
プロフィール文を見直したい場合のプロンプト例
YouTube・standFM
ネタ出し
基本的なネタ出しのプロンプト例
ターゲットに特化したネタ出しのプロンプト例
台本作成
基本的な台本作成の依頼のプロンプト例
トークスクリプト中心の台本依頼例
ビジネス設計
コンセプトの言語化サポート
AIを活用していろんな言葉の引き出しを見てみるのを目的とするほうがおすすめです!
最終的には自分の言葉を大事にして、ニュアンスや表現のバリエーションのチェックに使うといいと思います。
コンセプトを一緒に考えたい場合のプロンプト例
具体的な要素を伝えて言語化依頼する場合のプロンプト例
既存コンセプトのブラッシュアップを依頼する場合のプロンプト例
ターゲット分析(ペルソナ作成)
ターゲット分析においては、AIを活用しながらも、大切なのはお客様の生の声を聞くことです。
実際のお客様がどんな人なのか?実際にリサーチする内容も踏まえ、ペルソナを作成していくことが大事です。
既存ターゲット情報を元に深掘りするプロンプト例
セールス戦略
セールスページの構成アドバイス
ホームページやLPは、作って終わりではなく、どんどんブラッシュアップしていくことが大切です。
より良い内容に改善していくために、既存のページを読み込ませて、さらによくなるようなアイディアをもらうやり方がおすすめです。
既存のセールスページの改善案を求めるプロンプト例
セールスファネルに合わせた構成相談のプロンプト例
特定の要素の強化を希望する場合のプロンプト例
集客・セールス導線(ファネル)の提案
セールスファネルなどを作成していく時にも、自分のビジネスの状況や内容、お客様の情報をしっかりと盛り込んで指示することが大切です。
そして、最終的にはお客様に直接ヒアリングしたりして、本当にその導線のような動きがあるのか?などを確認していくことで、精度を上げていくことができます。
オンライン販売に特化した導線提案のプロンプト例
LINEやメルマガのステップ文の提案
内容の作成だけでなく、希望を伝えれば、配信曜日や文章内容を考えてくれます!
LINEやメルマガのステップ文提案のプロンプト例
売上計画・目標設定
年間・月間の売り上げ目標の設計
数値的な計算の部分は、自分でも計算して確認することが大切ですが、自分では考えられていなかった時間配分や、サービス提供のバランスなどを教えてもらえるので、視点も広がり、ビジネス戦略におけるAI活用はすごくおすすめです。
特に、フリーランスのママは、仕事の時間が限られていることが多いので、サービスの内容だけでなく、作業できる仕事時間を入力して、限られた時間の中で、より効率的に売上を上げるための施策も考えてもらうと良いです!
私の場合、娘と息子の送り迎えの間の昼間5時間が作業可能な時間、それが週5日、月間で100時間という制約があります。
その中で、お客様の制作の時間、自分のサービスを整える時間を割振り、その上で売上目標を達成するためにはサービスを何個月に売る必要があるのか?などを考えてもらいました。
複数商品やサービスの売上目標設計依頼のプロンプト例
サービス単価と販売数の計画
商品設計が複数ある場合のプロンプト例
目標売上から逆算するプロンプト例
単価見直しをしたいときのプロンプト例
目標を実現するための月間行動計画
実際の日にちを入れると、さらに詳しいスケジュールを作ってくれるので便利です!
ビジネス用(売上・集客)向けのプロンプト例
習慣・スキル定着型のプロンプト例
複数タスクの整理向けプロンプト
汎用的なプロンプト例
事務作業
契約書や規約文のたたき台
契約書などの公的な書類を作る時は、最初に「あなたは○○の分野に強いプロの弁護士です。」というように役割を与えてあげると、よりクオリティの高い文章を出してもらえます。
また、「ソースも提示してください。」と指示することで、より確実な内容にすることができます。
最終的には、無料やオンラインでもいいので、弁護士に書類の最終チェックをしてもらうのをおすすめします。
私自身も、契約書の内容を見てもらいましたが、数分ですべて目を通した上に、「ここはいらない」「こういう内容は追加したほうがいい」とアドバイスまでもらえたので、やっぱり実際に会って確認してもらうって大事だなと思いましたし、弁護士の先生ってすごい職業だな!と感じました!
汎用的なプロンプト例
利用規約を作りたいときのプロンプト例
プライバシーポリシーのひな型作成
ホームページ内にお問い合わせフォームを作るなら、プライバシーポリシー(個人情報の取り扱いについて)の記載が必要なので、こういう時に雛形を作ってもらうと便利です。
業種・用途を明記したプロンプト
最後に…一番大切なこと
やり取りを続けていく中で、どこか違和感を感じていて、「これ本心かな?」「言葉遣いが時々変だな?」とモヤモヤしていたのですが、原因がAIが出した文書をコピペしていたことでした。(おそらくお客様は私が気づいたことを知らないと思うのですが…)
「あなたはプロのライターです。」
「あなたはプWebマーケティングの専門家です。」
「あなたは個人事業主のトラブルに強い弁護士です。」